母への想いから生まれたAIアプリ「ChoCook」
この物語の主人公は、真岡市に住む当時中学3年生だった一人の生徒さんです。彼女が開発したのは、AIを活用してレシートから食材情報を読み取り、自宅にある食材で何が作れるかを提案してくれる食品ロス削減アプリ「ChoCook」。

このアプリ開発のきっかけは、「忙しい母の家事負担を少しでも減らしたい」という、とても身近で温かい想いだったそうです。皆さんは、日々の生活の中で「こんなものがあったらいいのに」と感じることはありませんか?その小さなひらめきが、これほど大きなムーブメントに繋がるなんて、本当に感動的ですよね。
「ChoCook」は、単なるアイデアで終わらず、AIやOCR(光学文字認識)といった技術を駆使し、使いやすさも考慮された具体的なプロダクトとして形になっています。身近な課題を技術で解決しようとする、この発想力と行動力、本当に素晴らしいと思いませんか?
国際舞台でも認められた「地域へのインパクト」
この取り組みは、日本国内だけでなく、国際的にも高く評価されています。2025年7月に米国マサチューセッツ工科大学(MIT)が主催した「Global AI Hackathon Final Showcase & Awards」では、「Community Impact Award(コミュニティ・インパクト賞)」を受賞したとのこと。身近な課題への挑戦が、世界的な舞台で「地域への貢献」として認められる。これは、私たち大人にとっても、大きな学びと刺激を与えてくれるのではないでしょうか。身近な課題から世界へ、というスケール感には、私も胸を打たれました。
若者の挑戦が地域を巻き込む新たな共創モデル
このプロジェクトは、一人の若者の個人的な課題意識から始まりました。しかし、その挑戦は日本大会グランプリ受賞後の活動報告会で定員を超える参加者を集め、地元住民の協力を得たユーザーインタビューや実証実験へと発展。さらにクラウドファンディングによる資金調達にも成功し、海外渡航といった次なる展開へと繋がっていったそうです。

個人の身近な課題が、地域社会の共感を呼び、多様な関係者を巻き込みながら広がっていく。これこそが、行政・教育・住民をつなぐ「新たな共創モデル」の姿と言えるでしょう。若者のひたむきな挑戦が、地域に活気と新たな繋がりを生み出しているのですね。
「Japan Wagamama Awards」が育む若者の可能性
今回の事例を生み出したのは、株式会社IRODORIが主催する10代向け実践型プログラム「Japan Wagamama Awards」と、その活動拠点である「ワガママLab」です。「たったひとりのワガママが、社会を動かす。」をコンセプトに、若者自身が日々の違和感や秘めた願い(ワガママ)を出発点に、主体的に課題を発見し解決へと向かう仕組みを提供しています。詳細はこちらのウェブサイトでご覧いただけます。
Japan Wagamama Awards 2025 Final Report
この取り組みによって、若者は「主体的な担い手」として育ち、地域には「生活者目線・若者ならではの柔軟なアイデア」がもたらされます。そして、若者の本気の挑戦が地域の大人や組織を「支援者」として巻き込み、「関係資本」の構築にも繋がるというのです。若者の秘めた可能性を引き出す、こんな仕組みが全国に広がったら、どんな未来が待っているのでしょうね?私もワクワクします。
株式会社IRODORIの地方創生への取り組み

本プロジェクトを主催する株式会社IRODORIは、「誰もが持つ自分にしかない色を活かし、多様な挑戦ができるまちをつくる」というビジョンを掲げ、全国の自治体や企業・学校と共に地方創生プロジェクトを展開しています。住民が政策づくりに参加する「ローカルダイアログ」や、デジタル人材育成支援など、幅広い活動を通じて地域社会の活性化に貢献している企業です。
今回の真岡市の事例は、若者の純粋な想いと行動力が、地域そして世界に大きな影響を与えることを示しています。このような「共創モデル」が、これからの地方創生の鍵を握っているのではないでしょうか。私も、この取り組みから多くの希望と可能性を感じました。
それでは、また次回の注目ネタでお会いしましょう!編集長 KENSAKUでした。



