「makeshop byGMO」が14年連続No.1を達成!3,804億円の年間流通額を記録
GMOメイクショップが提供するEC構築SaaS「makeshop byGMO」は、2025年の年間流通額が3,804億円(前年比110.9%)に達し、過去最高を更新しました。これにより、国内のEC構築SaaS業界において14年連続で年間流通額No.1を達成したとのことです。これはEC構築サービス運営企業各社の発表数値より、SaaS型の数値を比較したものです。

総務省のデータによると、日本国内のネットショッピング利用世帯の割合は56.9%に増加しており、EC市場は着実に拡大を続けています。経済産業省の調査では、2024年の物販系分野のBtoC-EC市場規模は15兆2,194億円(前年比103.7%増)、BtoB-EC市場規模は514兆4,069億円(前年比110.6%増)と報告されています。
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総務省統計局「家計消費状況調査 ネットショッピングの状況について(二人以上の世帯)2025年平均結果」: https://www.stat.go.jp/data/joukyou/pdf/n_joukyou_y.pdf
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経済産業省 商務情報政策局 情報経済課「令和6年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」: https://www.meti.go.jp/press/2025/08/20250826005/20250826005-a.pdf
物価高騰が続く中で、消費全体では節約志向が強まっていると感じる方も多いかもしれませんね。しかし、「makeshop byGMO」のデータからは、少し異なる消費行動の傾向が見えてきたようです。
「makeshop byGMO」の購買データが示す2つの消費動向を深掘り!
「makeshop byGMO」に蓄積された膨大な購買データを分析した結果、EC市場における消費行動には特に2つの大きな変化が確認されたそうです。
1. 「価値消費」が拡大 — 自社ECの平均購買単価はECモールの4倍以上
2025年12月時点の自社ECの平均購買単価は17,078円と、2021年1月と比較して136.6%も成長しています。これは同時期の消費者物価指数(2020年を100として2025年12月は113)の上昇を大きく上回る数字です。さらに驚くべきことに、ECモール平均の3,527円と比較すると、自社ECの平均購買単価は4倍以上にも達しているのです。
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総務省「2020年基準 消費者物価指数」: https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf
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株式会社Nint「経済産業省の調査とNint分析で読み解く— 2024年日本EC市場規模とEC化率の最新動向」(2025年9月30日公開): https://www.nint.jp/blog/ec-report/
これは、価格比較が容易なECモールと異なり、自社ECでは「指名買い」が主流であるという購買構造の違いが、単価の差に表れているのかもしれませんね。私も「これは!」と思う商品には、多少高くても納得して購入することがあります。
この単価上昇には、主に2つの要因があるようです。
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付加価値への需要: 2025年の流通額をカテゴリ別に見ると、「その他」(18.8%)が最も多く、「家電・AV機器・カメラ」(16.6%)が続きました。品質や保証、サポートといった付加価値が購買動機となり、単価上昇に貢献していると考えられます。
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ライフイベント需要: 新生活の需要が高まる3月には平均購買単価がピークを迎え、特に「パソコン・周辺機器」カテゴリでは、2025年3月に50,609円と全カテゴリで最高額を記録しています。BYOD(個人が私物のデバイスを業務に利用する働き方)向けプランを利用するショップでは、さらに高い69,318円に達しており、ライフイベントに伴う購買が単価上昇を牽引していることがわかります。
価格だけでなく、本当に価値のあるものにお金を払いたいという気持ち、皆さんもきっと共感されるのではないでしょうか?
2. 「消費のサブスク化」が加速 — 定期購入流通額は前年比133.6%
もう一つの大きな動向は、「消費のサブスク化」の加速です。「定期購入機能」を導入しているショップ数は前年比104.8%と増加し、定期購入による流通額は前年比133.6%と、流通額全体の成長率を大きく上回りました。

カテゴリ別では、「フード・菓子」(24.6%)、「ビューティ・コスメ・香水」(23.3%)、「ヘルス・ダイエット」(16.9%)が上位を占めています。これは、都度購入から継続的な利用へとシフトする消費者の行動が、より鮮明になっていることを示していると言えるでしょう。
私も定期的に利用しているサービスがいくつかありますが、一度便利さを知ってしまうと、もう手放せなくなりますよね。EC事業者の方々は、顧客の継続利用を促すサブスクリプションモデルに、今後も注目していくべきかもしれません。
流通額成長を支えた3つの大きな要因
消費行動の変化に加え、「makeshop byGMO」の流通額成長を後押しした要因がいくつかあるようです。
購買体験の向上
ID決済のシェアは、2021年の14%台から2025年12月には24%へと拡大しています。ある調査では、「よく利用する決済手段がない場合、56.5%以上が離脱する」というデータも示されており、決済の利便性が売上に直結することがわかります。「makeshop byGMO」はID決済の導入支援を強化しており、その効果が表れているのでしょう。
- SBペイメントサービス株式会社「ECサイトで物品、デジタルコンテンツ・サービスを支払う際の決済手段に関する調査 」: https://www.sbpayment.jp/news/press/2025/20250703_001470/
特に、2024年12月に標準機能化された「Amazon Pay」のシェアはID決済の中で最も高く18%、2025年利用流通額は前年比127%に達しています。また、国内EC構築SaaSとして初めてダイレクト連携を実現した「PayPay」も前年比140%と大きく伸びています。
さらに、最短1クリックで注文が完了する「Smart Checkout」は、2025年12月時点で90%以上のショップが導入しています。導入ショップのCVR(購入率)平均は65.2%と、従来の決済フォームと比較して大幅な向上を実現し、2025年の流通額には1,273億円も貢献したそうです。

私もECサイトで決済がスムーズだと、また利用しようという気持ちになります。このあたりの改善は、本当に重要だと感じますね。
BtoB流通額は前年比117%
法人間取引のEC化も進んでおり、「BtoB機能」を導入するショップは2,100件以上に増加しています。この機能を利用するショップの流通額は1,270億円(前年比117%)に達しており、BtoB分野でのECの活用が大きく進んでいることがわかります。
越境EC流通額は前年比120.8%
海外需要の拡大も、流通額増加の大きな要因です。「海外販売機能」を導入するショップは2,000件に達し、海外販売流通額は前年比120.8%と好調な伸びを見せています。日本の商品が海外で高く評価されている証拠とも言えるでしょう。
未来を見据えた「makeshop byGMO」の取り組み
GMOメイクショップは、EC市場環境や消費動向の変化に対応しながら、EC事業者の売上拡大を支援するべく、今後も様々な取り組みを進めていくそうです。
2026年4月末以降には、AIエージェントとの連携を可能にする「MCP(Model Context Protocol)サーバー対応」を予定しているとのこと。さらに、EC分析ノウハウを体系化した「Skills」も同時提供を予定しており、AIと自社ECデータを組み合わせた高度な分析や業務効率化が実現するかもしれません。これはEC事業者にとって、非常に心強いサポートとなるのではないでしょうか。
また、2026年1月には、日本郵便株式会社などと共に「デジタルアドレス・オープンイノベーション」を発足。ECにおける住所入力の課題解決や顧客体験の向上を目指していくそうです。このような地道な改善が、EC全体の利便性を高めていくのですね。
まとめ:EC事業者の未来を拓く「makeshop byGMO」
GMOメイクショップは「Commerce for a better future./商取引でより良い未来に」をミッションに掲げ、ネットショップ支援事業を展開しています。ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」では、多言語表示や外貨決済といったインバウンド対応を追加費用なしで提供し、国内ECを起点とした越境ECを支援しているそうです。
さらに、海外ECモールへの出品・販売までをワンストップで実現する「Japan Finds byGMO」と連携することで、自社ECによる越境対応から海外モールを活用した販路拡大までを無料でカバーする支援体制を構築しているとのこと。これは海外展開を考えているEC事業者にとって、非常に魅力的なポイントではないでしょうか。
14年連続で業界No.1を達成した「makeshop byGMO」に加え、アドオン開発に対応する上位版サービスとして「GMOクラウドEC」も提供されており、スタートアップから大規模ECまで、あらゆるビジネスのEC化をサポートする体制が整っています。GMOメイクショップは、今後もサービスのさらなる強化を図り、日本企業が追加コストや複雑な運用負荷をかけることなく、国内外へ販路を広げられる有数のEC基盤として、国内EC市場のさらなる活性化に貢献していくことでしょう。
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「makeshop byGMO」公式サイト: https://www.makeshop.jp/
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GMOメイクショップ株式会社: https://www.makeshop.co.jp/
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GMOインターネットグループ株式会社: https://group.gmo/
今回のデータから、EC市場は単なる価格競争だけでなく、商品の「価値」や「利便性」、そして「継続性」がますます重要になっていることがよくわかりましたね。EC事業者の皆さんは、これらの動向を参考に、ぜひ今後の戦略を練ってみてはいかがでしょうか。私も引き続き、EC業界の最新情報に注目していきたいと思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
編集長 KENSAKU


