令和の若者、SNSニュースは「ほとんど信じない」
まず、SNSで投稿されているニュースの内容について、若者に「信じていますか?」と尋ねたところ、実に85.5%が「信じていない」と回答しました。これは驚くべき数字ではないでしょうか。

彼らが「信じていない」と答える理由としては、「フェイクニュースが多いから」「デマが多いから」「AIが使われすぎているから」といった声が多数を占めています。中には、「AIニュースにだまされた」という声が皆無だったことから、「ウソ前提」でSNSのニュースを見ていることが伺えます。デジタルネイティブ世代の若者は、私たちが想像する以上に、情報を見極める力を持っているのかもしれませんね。皆さんは、この結果をどう思われますか?
一方で、「信じている」と回答した14.5%の若者からは、「公式の投稿なら信じる」「Yahoo!などの大きい場所から配信されたものは信頼性がある」といった意見が見られました。やはり、発信元が明確で信頼性の高いと判断できる情報には、耳を傾けるようです。
インフルエンサーの解説にも冷めた視線
次に、ニュースを解説するインフルエンサーの発言について尋ねたところ、75.8%の若者が「信じていない」と回答しました。ただ、SNSのニュースに比べると「信じている」と答えた若者が24.2%とやや増えています。

「信じていない」理由としては、「炎上商法を使っている」「バズり目的」「再生数のために盛っている」といった、インフルエンサーの商業的な側面を指摘する声が目立ちました。彼らは、「たかがインフルエンサーだから」「所詮インフルエンサーだから」といった、かなり冷めた見方をしているようです。若者は、インフルエンサーが発信する情報に、個人の主観や誇張が含まれている可能性を強く認識しているのですね。これは、インフルエンサーとして情報を発信する方々にとって、考えさせられる結果ではないでしょうか。
しかし、「信じている」と答えた若者からは、「しっかり調べてから発信していると思う」「有名な人なら発言に責任を持っている」といった意見も聞かれました。顔を出して発信しているという点で、SNSの匿名投稿よりは信頼を置く傾向があるのかもしれません。
テレビニュースは「信じている」が多数派
では、テレビで放送されるニュースについてはどうでしょうか。こちらは一転して、74.5%の若者が「信じている」と回答しました。SNSやインフルエンサーとは対照的に、テレビ報道には高い信頼を寄せていることがわかります。

「信じている」理由としては、「信憑性がある」「情報が正確」「多くの人が関わって放送しているからファクトチェックされているだろう」といった声が挙げられています。テレビを見ない世代と言われる若者であっても、ニュースに関しては「テレビこそ真実を報道しているメディア」と捉える傾向が強いようです。皆さんの周りの若者も、同じような意見をお持ちでしょうか?
一方、「信じていない」と回答した25.5%の若者からは、「偏向報道がある」「都合の良いところだけを切り取っている」といった意見が聞かれました。SNSなどで拡散される「テレビの裏側」といった情報の影響も、少なからずあるのかもしれません。
信用できないメディアのトップは「TikTok」と「X」
「信用に値しないニュースを報じているメディアはどれですか?」という質問では、「TikTok」(53.9%)が最も多く、次いで「X」(26.8%)という結果になりました。この2つのプラットフォームで約8割を占めています。

TikTokについては、「フェイクニュースが多い」「嘘の情報しかない」「バズり目的が丸見え」といった厳しい意見が寄せられています。「最初から信用してみていない」という声もあり、娯楽の媒体として割り切って利用している若者が多いようです。Xに対しても、「デマが多い」「治安が悪い」といった同様の意見が見られました。若者たちは、これらのSNSに投稿されるニュースを「嘘前提」で捉え、情報源としてほとんど信頼していないことが浮き彫りになりました。
信頼できるニュースは「複数の情報源を照らし合わせる」
では、若者たちはどのようにして信頼できるニュースの情報を入手しているのでしょうか。彼らの回答からは、一つの情報源を鵜呑みにせず、複数の情報源を照らし合わせながら真偽を判断しようとする賢明な姿勢が見えてきました。

テレビ、SNS、検索、新聞、専門家の意見などを組み合わせるほか、公式サイトや公式アカウント、NHKといった信頼性の高い発信元を重視する声も目立ちます。また、親や身近な人との会話を通じて情報を確かめる若者もいるようです。大量の情報に触れる世代だからこそ、「どこで見たか」だけでなく、「ほかの情報と一致しているか」「発信元は信頼できるか」まで確認することが、彼らにとっての新しいニュースの見極め方になっているのですね。この情報リテラシーの高さには、本当に感心させられます。
編集長KENSAKUからのメッセージ
今回の調査結果から、令和の若者たちが、情報過多な現代社会において、いかに主体的に情報を取捨選択し、真偽を見極めようとしているかが伝わってきました。SNSやインフルエンサーの情報には懐疑的でありながら、テレビ報道には一定の信頼を置くという、一見矛盾するようにも見える彼らの姿勢は、それぞれのメディア特性を理解した上での、非常に現実的な判断だと感じます。
私たち大人も、若者のように多角的な視点を持つことの重要性を再認識させられますね。情報の受け手として、常に「これは本当に正しい情報だろうか?」と問いかけ、複数の情報源から真実を探る姿勢が、これからの時代にはますます求められるのではないでしょうか。
この調査のさらに詳しい内容は、ワカモノリサーチのウェブサイトでご覧いただけます。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
編集長 KENSAKU

