J-Beautyが世界を牽引する時代へ
今、日本発の化粧品や美容サービス、美容機器などの価値を世界に発信する「J-Beauty」への注目が、かつてないほど高まっていますね。日本化粧品工業会は、2033年までに化粧品産業全体の輸出額と海外現地での製造・販売額の合計を2兆円規模へ拡大するという目標を掲げています。この目標は、経済産業省「化粧品産業競争力強化検討会」でも採用されており、官民一体となってJ-Beautyの国際競争力強化に向けた取り組みが進められているのです。
国内市場も非常に活気があります。化粧品の国内出荷金額は3年連続で前年を上回り、訪日客が買って帰る品目でも、化粧品・香水は人気カテゴリーの4位にランクインしているそうです。このような追い風の中で開催される「COSME Week 大阪」は、「化粧品づくりの裏側」から「店頭に並ぶコスメ」まで、美容ビジネスの今を一気に見渡せる貴重な機会となるでしょう。

2つの専門展が織りなす美容ビジネスの総合展
「COSME Week 大阪」は、「化粧品開発展」と「[国際]化粧品展」の2つの専門展で構成されています。化粧品開発展では、原料、OEM、容器・パッケージ、研究機器、販促製品、物流など、開発に必要なあらゆる製品が集まります。一方、[国際]化粧品展では、最新コスメを中心に、サプリ、美容機器、美容商材などが展示されるとのこと。まさに美容ビジネスのすべてがここに集約されていると言えるでしょう。


注目ポイントは新設の2つのゾーン!
今回の展示会で特に注目したいのは、新たに設けられた2つのゾーンです。
1. 【新設】コスト高・原油不足 対策ゾーン
中東情勢の影響で原料価格の高騰や供給不安が続く中、化粧品メーカーの皆さんにとっては、原価の見直しや調達先の再構築が喫緊の課題ではないでしょうか。このゾーンでは、代替原料、新規サプライヤー、OEM先などを比較検討できるだけでなく、包装、製造、物流まで含めた幅広い見直し提案に触れることができるそうです。植物由来・バイオ素材・発酵原料などの代替提案から、バイオマス・リサイクル・紙といった容器・包装提案、さらにはウォーターレス、濃縮、固形化などの処方・設計面でのコスト最適化提案まで、多岐にわたるソリューションが集結します。
なるほど、こんな選択肢もあるのかと目から鱗が落ちるような気持ちになりました。皆さんも、現在の調達先や製造プロセスを見直す良い機会になるのではないでしょうか?
注目製品
オリジナルコットン巾着(ベリービー)
石油由来プラスチック包材の代替となる、天然コットン素材のギフト巾着です。厚みのある生地と上品なグログランリボンを採用し、繰り返し使えるリユースパッケージとして、使い捨て包材の削減とブランド想起効果を両立できるとのこと。原価とサステナビリティのバランスを見直したいメーカーの方にはぴったりですね。

水性インクジェット印刷パッケージ
新技術の水性インクジェット方式により、少量・多品種のパッケージを必要な数量だけ無駄なく製造できる軟包装ソリューションです。版レス、有機溶剤レスのため、グラビア印刷と比較して廃インキの削減や、デジタル印刷による小ロット対応で廃棄在庫の削減にもつながります。

2. 【新設】ウェルネス&ビューティライフフェア ゾーン
近年、美容と健康を一体で捉える消費行動が広がりを見せています。このゾーンでは、“日々の暮らしに美と健康を”という観点から、セルフケア需要やウェルネス志向に応える製品・サービスが集まります。美容・健康食品、代謝サポート・ボディメイク、サプリメント、腸活関連商品といったヘルスケア商材に加え、アロマ製品、ストレス回復グッズ、マッサージ器具などのリラクゼーション&セルフケア商材、さらに美容機器・健康器具、メンタルケアアプリなどのビューティ&デバイス分野まで、幅広い製品が展示される予定です。
美容と健康がこれほど密接に結びついているとは、私も改めて実感しました。消費者の皆さんのニーズに応えるためのヒントが、きっと見つかるはずですよ。
注目製品
オンライン診療プラットフォーム「BIOPORT+」
様々な業態・業種の店舗で処方薬の案内が可能になるオンライン医療/処方サービスです。処方料・再診料は無料で、お届けまですべてオンラインで完結します。美容薬、ピル、AGAの薬など幅広い処方に対応しており、自社の施術と医療提携を組み合わせることで、他店舗との差別化や優位性を実現できるかもしれません。

世界初の特許取得成分を配合したスイカ化粧水(萩原農場)
全国No.1の出荷量を誇るスイカとメロンの種苗会社「萩原農場」が開発した「スイカ化粧水」です。世界初の特許取得成分Citrullusideを配合しており、奈良県産スイカから抽出した抗シワ効果が期待できる成分なのだとか。まるでスイカを浴びたようなみずみずしいテクスチャーで、肌の内側からうるおいを満たし、紫外線にも負けない美しい肌へ導くことが期待されます。

3. アカデミックフォーラム
本展では、大学や国公立研究所の研究者が、新素材・成分研究、皮膚科学、薬理・作用、ビューティーテック、SDGsなどの環境素材といった幅広いテーマで研究発表を行う「アカデミックフォーラム」も開催されます。産学の垣根を越えて、最新研究の共有や人脈形成、新たな共同研究・技術提携のきっかけづくりにつながる場として、非常に注目されています。
最新の研究成果が、未来の化粧品開発にどう活かされるのか、想像するだけでワクワクしますね。次のヒット商品が、この場で生まれるのかもしれません。

美容業界の未来を体感する3日間
「第7回 COSME Week 大阪」は、現在の美容業界が直面する課題への解決策から、未来のトレンド、そして革新的な技術まで、多角的に触れることができる貴重な機会となるでしょう。ご自身のビジネスをさらに発展させたいと考える方々にとって、この展示会はきっと大きなヒントと出会いをもたらしてくれるはずです。
ぜひ、足を運んで、ご自身の目で美容業界の「今」と「未来」を体感してみてください。
詳細については、公式HPをご確認ください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!編集長KENSAKUでした。


