自宅用防災グッズの備えは進むものの、外出時はまだ課題
調査によると、自宅用の防災グッズを備えている方は合計82.1%に上り、これは昨年の75.5%からさらに意識が高まっていることを示しています。備えが「充分」と回答した方が10.3%、「最低限」が42.7%、「少しは」が29.1%でした。自宅の備えは着実に進んでいるようですね。

一方で、携帯用防災グッズを備えている方は63.3%、車載用防災グッズに至っては49.6%と、半数を割る結果となりました。自宅の備えは進んでいるようですが、外出時の備えはまだまだと感じますね。皆さんのご家庭はいかがでしょうか?
昨年の調査結果はこちらで詳しくご覧いただけます。
2025年「ヨムーノ【防災】に関する実態調査」
自宅での備え、一次ニーズが優先される傾向
自宅用防災グッズとして備えられているものとしては、「飲料水(59.4%)」、「衛生用品(54.2%)」、「ライト・懐中電灯(52.1%)」が半数以上の方に備えられていました。災害時にすぐに困る一次ニーズに直結するものが優先されていることがわかります。飲料水や非常食は、日常的に消費しながら備蓄する「ローリングストック」もしやすいですよね。

また、ストレスや体調悪化に繋がりやすい衛生用品や携帯トイレ、停電時の危険を回避するライト・懐中電灯は、比較的安価で入手しやすく、安心感につながりやすい備えと言えるでしょう。
備蓄率が30%以下のアイテムには、ブルーシート・レジャーシート(26.0%)、着替え(24.0%)、ヘルメット(19.8%)、子ども用の非常食(16.7%)、ポータブル電源(16.7%)などがありました。

回答者からは、ポータブル充電器のソーラータイプと手巻き発電タイプの併用や、ペット用シーツの簡易トイレへの代用、携帯トイレの重要性、ガソリンの常備といった具体的な工夫も寄せられています。皆さんのご家庭でも、ぜひ参考にしてみてください。
携帯用防災グッズは「現金」も重要に
外出時に備えている携帯用防災グッズとしては、「ライト・懐中電灯(35.1%)」と「救急セット(35.1%)」が同率でトップでした。続いて「衛生用品(31.1%)」、「現金(31.1%)」、「モバイルバッテリー(28.4%)」などが挙げられています。

普段キャッシュレス決済を利用していても、停電時には現金しか使えない場面も出てくる可能性があります。最低限の現金は持ち歩いておくと安心ですね。キャッシュレス化が進む中でも、災害時には現金の重要性を再認識させられますね。皆さんも、いざという時のために少しは持ち歩いていますか?
防災グッズの見直し意識が高まる
自宅用防災グッズの見直し・入れ替えについては、「半年以内(36.5%)」が最多で、「1年以内(25.0%)」、「1ヶ月以内(9.4%)」を合わせると、70.9%の方が1年以内に見直しを実施していることがわかりました。

「一度も見直していない」という方の割合は5.2%で、昨年の16.2%から大きく減少しています。豪雨や地震が続く昨今、備えがある方の間で、見直しの意識が以前にも増して高まっているのは素晴らしい傾向ですね。備えるだけでなく、定期的な見直しが何より大切だと私も思います。
防災情報の入手先と知りたい情報
防災情報の入手先としては、「テレビ番組(47.9%)」が最も多く、次いで「(公的機関以外の)その他のSNS(36.8%)」、「スマホのニュースアプリ(35.0%)」が続きました。信頼性が求められる防災情報において、テレビ番組が根強い情報源となっているようです。

また、「分かっていない・もっと知りたい」と思う防災情報については、「停電・断水・通信障害時の対応方法(41.0%)」が最多でした。これは、子育て家庭にとって生活に大きな支障をきたす可能性があるため、具体的なノウハウへのニーズが高いことがうかがえます。

テレビの信頼性はやはり根強いですね。でも、SNSやアプリも賢く活用して、最新情報を得ることはとても重要だと感じます。特に、ライフラインが止まった時の具体的な対処法は、私ももっと知りたい部分です。
家族間の防災意識とギャップ
家族で「災害時の避難場所・連絡手段」について話し合っている家庭は82.1%に上り、昨年の調査結果と比べて「話したことはない」という回答が減少しています。家族会議の機会が増えているのは喜ばしいことですね。

しかし、防災に関して「夫婦間で意識のギャップを感じたことがある」方は合計43.6%と、4割以上の方がギャップを実感していました。夫が避難場所を知らなかったり、災害時の移動手段について現実的な考えを持っていなかったり、防災グッズの準備に無関心であるといった声も寄せられています。

家族で話し合う機会が増えているのは喜ばしいことですが、夫婦間の意識の差は意外と大きいと感じる方もいらっしゃるのですね。これは、お互いの役割分担や情報共有の工夫が必要かもしれません。
防災は「備える」から「生活を回す仕組み化」へ
今回の調査からは、自宅の備えは進んでいるものの、外出時の備えにはまだ課題があること、そして防災への関心が「モノの備蓄」から「災害時にどう生活を維持するか」という具体的なノウハウへと移ってきていることが見えてきました。
家族での話し合いは増えていますが、定期的な見直しや夫婦間の意識のすり合わせも、これからの防災対策には欠かせない要素となりそうです。備えを「仕組み化」し、日々の生活の中で無理なく続けられる工夫が求められているのかもしれません。
皆さんのご家庭でも、ぜひ今回の調査結果を参考に、防災について改めて考えてみてはいかがでしょうか。
今回の調査に関するヨムーノの記事もぜひご覧ください。
https://yomuno.jp/posts/141214
それでは、また次の記事でお会いしましょう。
編集長 KENSAKU


