AIへの健康相談意向、利用経験者では半数以上
調査によると、AI利用経験者の約半数(50.0%)が「健康・体調に関すること」をAIに相談したいと回答しています。これは「学習・調べもの」(58.3%)に次ぐ高い割合です。AIを使ったことがない方々でも、21.3%が健康・体調に関する相談に意欲を示しているのは、意外な発見ではないでしょうか。まだAIに触れたことのない方々の中にも、潜在的なニーズが広がっていることがうかがえますね。

健康不安時の相談先、AIが新たな選択肢に
健康や体調に不安があるとき、最初に相談したい相手として「AI」を選んだ人は、AI利用経験者に絞ると17.5%に上るそうです。特に注目すべきは、60歳以上のAI利用経験者で「AI」を選ぶ人が21.7%となり、「医師」に次ぐ2位になった点です。「高齢者はAIを使わない」という先入観を覆す結果に、私自身も驚きました。AIの利用経験が、世代を問わず意識の変化を生み出しているのかもしれませんね。

AIが築く独自の信頼ポジション
AIへの信頼度を尋ねたところ、「医師よりは信頼できないが、友人・家族よりは信頼できる」と回答した人が全体の25.2%(AI利用経験者では31.7%)に達しました。これは、AIが医師と身近な人の間に、気軽に相談できる新たなポジションを獲得しつつあることを示唆しています。医師には聞きにくいことでも、AIになら気軽に相談できる、そんな期待が形成され始めているのかもしれませんね。

AIに任せたい医療領域は多岐にわたる
病院を受診する前にAIで症状相談を行うことに対して、AI利用経験者の72.5%が「積極的に利用したい」「状況によっては利用したい」とポジティブな反応を示しています。さらに、AIが将来的に医師の役割を担えるかという問いには、AI利用経験者の半数以上(52.1%)が肯定的な見方を示しました。
AIに任せてもよいと思う領域としては、「症状の一次整理・受診目安の提示」「生活習慣に関するアドバイス」「検査結果や数値の説明」がいずれも約5割に達しています。AIが日々の健康管理や医療の入り口で、私たちをサポートしてくれる未来が、もうそこまで来ているのかもしれません。


AI医療への不安と信頼構築の鍵
しかし、AI医療への不安も依然として大きいことが明らかになりました。AI利用経験者で最も多く挙げられた不安は「誤った判断や見落としが起きそう」(42.9%)でした。やはり、命に関わることですから、AIの判断ミスは避けたいと誰もが思うでしょう。次いで「自分が入力した情報だけでは十分な判断ができないのではないか」(39.2%)、「最終的に誰が責任を取るのか不安」(36.7%)が続きました。AIが社会に受け入れられるためには、これらの不安を解消していくことが不可欠だと感じますね。

AIを使った医療が社会に受け入れられるために重要な条件としては、「医師が最終判断を行うこと」がトップ(49.6%)でした。また、AI利用経験者からは「データの安全性が担保されていること」(39.6%)や「実績・エビデンスが示されていること」(38.3%)への要求も高く、使う人ほど信頼の根拠を具体的に求めている姿勢がうかがえます。

日常の健康データがAIの信頼性を高める
興味深いことに、日常の健康データ(睡眠・心拍・活動量など)をもとにAIが判断する場合、「信頼性が高まる」と答えた人が全体の52.3%(AI利用経験者では67.1%)に上りました。スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスで手軽に収集できるこれらのデータが、AIの判断の精度を高め、私たち自身の健康を守る強力な味方になる。想像するだけでワクワクしませんか?
ウェアラブルデバイスのデータが診療に活かされることについても、全体の53.8%(AI利用経験者では67.9%)が肯定的な反応を示しています。従来の診察や検査による「点」の情報に加え、日々の状態変化を捉える「線」のデータを活用することで、より一人ひとりに寄り添った健康理解や医療支援につながる可能性を秘めていると感じます。

テックドクターの取り組みと未来の医療
今回の調査結果から、健康・医療分野におけるAI活用の可能性と、それに対する生活者の期待、そして不安の両面が浮き彫りになりました。特に、継続的な客観データに基づいたAI判断への信頼感が高いことは、今後のAI医療の発展において重要な示唆を与えてくれます。
株式会社テックドクターは、「データで調子をよくする時代へ」をビジョンに掲げ、ウェアラブルデバイスなどの日常のセンシングデータから健康に関するインサイトを導く「デジタルバイオマーカー」の開発と、その社会実装を進めている企業です。同社は、医療・製薬・食品関連企業や研究機関と連携し、データに基づくAI医療の実現を目指しています。
同社が開発するデジタルバイオマーカー開発プラットフォーム「SelfBase」や、デジタル医療ソリューションの提供を通じて、私たちの健康をより深く理解し、個別化された医療支援が受けられる未来が近づいているのかもしれませんね。より詳しい情報は、以下のテックドクターのウェブサイトでご覧いただけます。
まとめ
AI医療は、私たちの健康管理や医療のあり方を大きく変える可能性を秘めています。もちろん、「誤判断・見落とし」への不安は解消されるべき大きな課題ですが、日常の健康データを活用することでAIの信頼性が高まるという期待は、非常に明るい兆しだと感じました。
AIが医師の判断をサポートし、私たち一人ひとりの日々の健康を「線」で捉えることで、よりパーソナルで質の高い医療が実現する日も、そう遠くないでしょう。私たち自身がAI医療の可能性を理解し、その進化に期待を寄せることが、より良い未来を築く第一歩になるのではないでしょうか。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!編集長 KENSAKUでした。


