連携協定締結の背景と目的
本協定は、「生成AIの活用に向けた実証実験に関する連携協定」として締結されました。新富町とSDT株式会社が緊密な相互連携を図り、生成AIを活用した実証実験を円滑に進めることで、両者の資源を有効に活用し、地域社会の活性化に寄与することを目指します。生成AIを職員や町民に幅広く活用してもらい、実証実験を通じて改善を行いながら、今後の活用を進める計画です。
新富町が抱える課題とDX推進
宮崎県新富町は、宮崎県のほぼ中央に位置し、豊かな自然環境と農業を基幹産業とする地域です。近年は、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構による地域活性化の取り組みや、Jリーグチーム「テゲバジャーロ宮崎」のホームタウンとしての活動など、革新的なまちづくりに積極的に取り組んでいます。
一方で、農業従事者の高齢化や行政サービスの質の向上、限られた人的資源での効率的な業務運営といった、多くの自治体が直面する課題を抱えています。今回の連携により、新富町の地域特性に応じた生成AIの活用方法を共に探求し、町政運営の効率化と町民サービスの向上を図っていく方針です。
連携協定の具体的な内容
本協定における連携事項は以下の通りです。
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生成AIを活用した業務効率化のための実証実験に関すること
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生成AIを活用した価値創造及び地域課題解決の取り組みに関すること
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地域DXの推進、生成AIの活用に関すること
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住民サービスの向上及び社会の活性化という目的達成に資すること
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職員による生成AIの適切な活用を推進するための勉強会実施に関すること
今後の実証実験と期待される効果
2026年2月より、SDT株式会社が開発した政策立案などの自治体業務に特化したサービスを用いて、新富町役場内での実証実験が開始されます。このサービスには、新富町の総合計画や各種調査結果、議会議事録等が格納されることで、生成AIから新富町の実態を踏まえた回答を得ることが可能となります。
この実証実験を通じて、以下の効果が期待されています。
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政策立案・企画業務の効率化
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各種文書作成の支援
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住民問い合わせへの対応強化
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地域情報の効果的な発信
新富町は実証期間中、サービスを利用して回答の精度向上に向けた課題や改善点をSDT株式会社にフィードバックし、より実用的なサービスの開発に協力していく予定です。
生成AIサービス「Panorama AI」の概要
本連携協定に基づく生成AI活用のプラットフォームとして、SDT株式会社が提供する「Panorama AI」が利用されます。Panorama AIは以下の特徴を持つ生成AIサービスです。
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RAGによる独自データの活用
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用途に応じたLLMの選択
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ハルシネーションの抑制
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迅速な回答の生成
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ユーザーによるコンテンツ管理
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利用状況の確認
Panorama AIは、この革新的な技術の価値を最大限に引き出し、自治体や企業に新たな変革をもたらすことを目指しています。
Panorama AIのWebサイトはこちら。
SDT株式会社の概要
SDT株式会社は、IoTデバイス製造から組込ファームウェア開発、クラウド接続、AIモデル開発までをトータルでサポートし、すべての人とすべてのものを最先端の技術で有機的につなげることをミッションとするSDT Inc.(本社:韓国、CEO: Jiwon Yune)の子会社として設立されました。


